常連のお客様Y氏から遠征情報を戴きました。
急に決まった転勤で函館に移住したY氏は、趣味のバイクや工具類など、引越しが間に合わなかった物は内地のガレージに保管していたのですが、今回引き揚げに行くタイミングで、今が数釣りのチャンスのアオリイカ釣りに行かれたそうです。
場所は福井県の三方五湖辺り。
釣り方は北海道では馴染みが薄いですが、内地では大ブームのティップランエギングです。
タックルは専用のティップ(穂先)が軟らかいロッドに、PE0.4~0.6号を巻いた小型のスピニングリールで、エギはティップラン専用の重いシンカーの付いたエギや、ノーマルエギにシンカー付けた物を使用します。
ゴムボートからY氏と同じFRPボートに乗り換えたお友達のボートに乗り、早朝5時に出船です。
転勤前からティップランエギングのためにボートを買って通っていたY氏、ポイントは熟知しています。
ここで言うティップランエギングとは、
①風に乗せてボートをドテラで流します。
②まずエギを底まで沈め、着底したら5~7回巻きシャクリ(ジギングのワンピッチジャークのイメージ)してピタッと止めます。
③その際ドテラ流ししている事から、エギを引っ張るテンション掛かっているのでティップ(穂先)が少し曲がっていますが、エギにアオリイカが触れると、テンションが抜けてティップが真っ直ぐに戻ります。
④その瞬間即合わせします。
ティップが戻ったり、モゾモゾ動いたり、いきなり引き込まれたり、アタリは様々ですが、ティップが走る=ティップラン、が語源の三重県発祥の釣り方だそうです。
前置きが長くなりましたが、Y氏は1投目からこの時期にしては良型のアオリイカを釣り上げます。
それから朝のラッシュで、5連発を含み順調に数を伸ばしたそうです。
さすが持ってる男Y氏。
昼までの釣果は、2人でイケスいっぱいになり、リリース多数で正確な数は覚えていないという、何とも羨ましい限り(笑)
その夜は皆で集まって宴会したそうですが、先日Y氏が函館沖で釣って作っておいたマイカの一夜干しと沖漬け、それにこの日釣ったアオリイカの刺身…と、イカ尽くしで皆さん大喜びだったそうです。
近年函館近郊エリアではアオリイカが増えて来ているという情報もありますし、Y氏にはぜひこちらでもリサーチして頂きたいですね。
今回もホットな情報ありがとうございました!