2015道南アキアジ情報No.30 11/12 (木)

11/12(木)早朝、以前から計画していた、遊漁船による函館山沖の船サケ釣りに挑戦してきました。

函館近郊は、上磯の戸切地川を筆頭に、茂辺地川、当別川、釜谷川といったサケの遡上する川が密集しており、沖の船釣りがもっと盛り上がっても良いのでは?と思い立っての今回の企画でした。

サケの規制が入る昔は、バケ釣りでも良く釣れたとも聞く函館沖の船サケですが、現在は茂辺地沖の沖合い2000mを最長に、9/1~11/30までの間、各場所(海区)毎に船によるサケ釣りの規制が入っています。(詳しくは渡島海区漁業調整委員会にお問い合わせ下さい)

なので、今回の挑戦ではその辺りを十分注意して、安全マージンを保った上で船サケ釣りに挑戦してきました。

また今回協力をお願いしたのは、当店お馴染みの遊漁船 長良丸 の福井船長です。(函館港内の船だまりより出港)※ただし、今回は福井船長が新しく用意した2隻目の遊漁船、第6弥生丸に乗船。こちらの船は、ブリのジギングも想定して用意した船なので、オモテのスペースも広く、上に障害物も無い為非常に釣りがし易やすかったです。

出港は午前6:00過ぎ。参加は当店スタッフが2名と、常連のCEO、Kさんにお願いし、合計で3名での挑戦です(今回福井船長は、データ取りも兼ねて操船のみ)

まずは事前の情報もあった、矢不来沖のポイントまで船を走らせます。(数日前に、プレジャーボートの方が2~3名乗船で×20数本ゲットの情報あり)

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船のオモテ(前部)は非常にスペースがあります

ポイントに到着して(水深は20m前後)周りを見渡してみると、プレジャーボートの方が7~8艇くらいはすでにサケ釣りをやっている状況で、サケの跳ねも散発ながら見られました。

我々も早速準備をしてキャストを開始。サケのアタリを待ちます。(スタートはルアーで挑みました)

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天気も良く、快適なサケ釣り満喫中

しかし群れが薄いのか、開始1時間くらいは中々反応がありません。そこで、ポイントを移動してみようという事で、茂辺地沖方面まで船を走らせて様子を見る事に。

そして茂辺地沖に到着して周りを見渡すと、サケの跳ねはたまにはあるのですが、やはり食いつきは悪く、中々各自ヒットまでいきません。函館山沖、手強いですね(苦笑

その為、再度矢不来沖に移動。ゆっくり流して様子を見ていると、たぶん時間の関係だと思うのですが、ここで急にサケの跳ねの回数が多くなり、周りのプレジャーボートの方にもヒットが発生。

我々の船の近くでも跳ねの回数が多くなり、チャンスと見た我々も気合を入れなおした所、ついにCEOのKさんが本日初ヒット!これを慎重なタモ入れで無事ゲット成功。良型のメスでした。

またその後、右舷でやっていた自分にもようやくヒット。底付近でヒットしたので、結構ルアーは沈ませた方が良いかもしれません。

ただ、これを慎重に寄せたのですが、慎重過ぎたのかタモ入れ間近で痛恨のバラシ・・・悲しい・・・

そして、その後またまたKさんがヒット!結構走って元気の良いサケでしたが、これを無事タモ入れ成功。いつもはこの場面で必ずバラシを演じてくれるKさんですが、本日はノーミス。やりますね(笑)ちなみにこれもメスでした。

その後はまた跳ねが散発的になり、1度自分にアタリがあったのですが、合せに失敗・・時間だけが過ぎていきます。

ただ、やはり時間なのか、またしばらくすると魚の回遊が始まって跳ねが増え、モジリも発生。それを目掛けてルアーを打ち込んだところ、ようやく本日3度目のチャンスでサケをゲットする事に成功しました。(着水と同時のヒットでちょっとビックリでしたね  笑)

IMAG0110小ぶりでしたがメスでした。

また、Kさんもここでアタリがあったものの、痛恨のバラシ・・・確実なアタリだっただけに悔しいとのコメントがありました(笑

そして、その後また跳ねは散発的になり、魚の反応が薄くなってきたところで、本日の調査フィッシングは終了する事に。

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電動や五目でもサケが釣れないかチャレンジ中。サバがヒットしました(笑

※ちなみに途中で、電動リールや船竿、五目仕掛けやバケを使用した釣り方でサケが釣れないか挑戦してみたのですが、残念ながらヒットしたのはサバとフグだけでした。ただ釣りの最中に魚探に魚の反応が何度か現れ、水深5mくらいだったのと、サケの跳ねの活性が上がった時だったので、やり方次第でまだ釣れる可能性はあると思います。ただ、浅場はフグのエサ取りも多かったので、穴澗沖とかの水深が深いポイントの方が可能性は高く、釣りもしやすいと思います。次回はこっちの方も再度挑戦してみたいですね。

最終釣果は船中3名でキープが×3本、バラシ×2本。内訳的にはメスが×3だったので、ちょっとラッキーだったかもしれません。

また、付近でやっていたプレジャーボートの方も、乗船4名で×6本、別のプレジャーボートも数名乗船で×4~5本、1人で乗っていたプレジャーの方も×1~2本くらいは上げていたので、函館山沖の船サケはやり方次第で十分チャンスありと思いました。

DSC_0057←第6弥生丸前にて

以上、函館山沖の船サケ釣りの調査フィッシング情報でした。

今回挑戦してみて、近場でのんびりサケ釣りをされたい方には、チャンスも十分ありますし実にオススメ出来る釣りだと思います。

船サケの本場はやはり噴火湾が一般的ですが、今回のポイントは函館山沖ですので、出港場所までの往復の車の移動時間が圧倒的に少なく体力的にも楽ですし、ポイントも近いので船の移動もあっと言う間です(笑)

また料金の方も、福井船長は流石というか、1人6500円でOKとの事で超オススメ。(噴火湾は現在8000~10000円が相場)

人数も5名くらいからでも大丈夫との事で嬉しい限りでしたが、詳しくは直接船頭さんまで確認お願いします。

※釣りスタイルはやはりルアーが中心となると思いますが、ウキは使用せず、gも45~60gの重いところが良いのではないかと思います。今回Kさんは60g、自分は50gくらいを使用しました。エサはエビ粉カツオ。(基本噴火湾沖スタイルで良いと思います)

また時期としては11月一杯までは十分釣れるとの漁師さんからのコメントも頂きました。

詳しくは当店まで

函館港内 船だまりより出港  遊漁船 第6弥生丸 福井船長 090-8270-2135  サケの船賃は6500円です。また船にはトイレも完備(後ろと前に計2箇所)。休憩スペースもあるので、女性も安心ですね。